日時計の丘

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ロンシャンの礼拝堂(フランス東部)

ドイツとスイスに近いフランス東部のロンシャン<Ronchamp>にル・コルビジエが建てた礼拝堂。1955年に完成し、ヴァチカンによって列聖された。しかし、当時から礼拝堂としては建築様式が歴史的に見てあまりにも礼拝堂に相応しくないという議論が続いていた。やっと昨年2016年ユネスコの世界遺産に登録され、その議論をする人は減ったようだ。パリの改造計画などを手掛けた現代建築の巨匠ル・コルビジエの晩年の作品としても名高い。建築史上から見ても異例なものであるが、他にない特異な美しさがある。中に入るとまた異なった感動が待っている。
平地の高台に建てられているため、四方から眺められ、どの方向から見ても全く異なった景観で、類を見ない建築だと思う。外部だけでなく、内部の作りも他の礼拝堂とは全く異なっているが、礼拝堂としての不思議な雰囲気を保っている。11世紀以来の巡礼地としての「地の霊」<genius loci>が働いているようにさえ見える。
どこからも行きにくい場所だが、一度は行っておきたい場所と建物だ。ブサンソン音楽祭に合わせて行くのもいいかもしれない。

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